ニコちゃん通信スタッフ
「出会いとおしゃべり、目からウロコツアー」


文章:ニコちゃん通信の会 太田めぐみ

7月29日からニコちゃんスタッフ10人で、「出会いとおしゃべり、目からウロコツアー」と題し、東京と横浜の2泊3日の施設見学に行ってきました。

初日が府中共同作業所という、親の会がつくった作業所が認可施設になっている場所をみにいき、そこをつくったお母さんかたとの交流会をしました。府中共同作業所は、医療的ケアといわれる注入や吸引などのケアを必要とする重症心身障害の方から、78才の中途障害の方までさまざまな方が、学卒後の活動をおこなっているところです。
障害の種類や程度にかかわらず、活動しているということが興味深く、とても勉強になりました。

そのあと、多摩センター駅というところに移動して、「わらってよ、ゆっぴい」という本で有名な石井めぐみさんが代表となってつくっている「てんしのわ」という医療的ケアの必要な子どもたちの親の会との交流会をしました。

2日目は、横浜の「朋」という、どんなに重い障害があってもその人らしく活動していける場をつくっているところに行き、朋からブランチとして派生したパンづくりの作業所やグループホームなどを見せていただき、卒後の活動の場というだけにとどまらない、障害のある人のライフステージという視点でサポートし、展開されている活動の様子を見ました。

2日目の夜は、東京荒川で親の会がふつうのマンションを借りてやっているレスパイトホーム「もんじゃ」に泊めていただき、ふつうの家での暮らしとそんなにかわらないかたちでの宿泊訓練とかレスパイトケアのありようを考えました。

3日は、わたしは荒川で講演会をおこない、あとのメンバーは、「希望の家」という活動センターの見学をしました。

そこで、日程は終了ですが、わたしはさらに翌日、飯田橋でおこなわれた「医療と教育研究会」に発言者として出席し、親の声をおはなしする機会がありました。

もう、クタクタ。脳内疲労で、福岡に帰ってきてからも、しばらく死んでました。

でも、今回の東京、横浜の旅は、ニコちゃんのみんなにとって、すっごく大きな意味のあるものだったようです。わが子の卒後に不安を感じたとき、何もないからダメだ……と、ただ嘆き悲しみグチっているだけでは未来は開けません。
たくさんの実践を自分の目で見ることで、勇気と元気をもらい、自分たちの力で、つくる未来……への希望をもてた旅.だったと思います。

東京横浜というと、ほとんど外国……福岡ではできっこない……という声をよく聞きますが、わたしたちはそうは思っていません。福岡なりの暮らしのありようをつくるのも、自分たちの責任なんだ……と強く感じたようです。いいものを見て、「いいね〜、でも、福岡ではムリだ」と感じるか、「いいね〜。よし、わたしたちもやってみよ〜」と考えるかによって、ずいぶん、未来はかわります。

ニコちゃんのお母さんたちは楽天的で、そろいもそろって後者のほうです。だから、ニコちゃん通信の活動が、今のようなかたちでなりたっているのかもしれません……。


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